犬からのお願い?「犬の十戒」について

皆さんは「犬の十戒」という言葉を知っていますか?

元々は広く世界に伝わっている英文の詩で、日本では「犬の十戒」という言葉として知られています。

犬の十戒とは

 

犬と暮らす上で常に心に留めておきたいことが短編詩で綴られています。作者は不明でそのまま中国や韓国などでも語訳され、世界中に広まりました。

犬の十戒の内容としてはペットとして飼われることとなった犬と人間との望ましい関係を、犬が人間に語りかけるという形式で訴える内容です。犬を飼っている方にもこれから飼おうと思っている方にもぜひ読んでほしい内容となっています。

どんなことが書かれているか

犬の十戒には、犬と人が出会ってから別れの時を迎えるまで、常に忘れないでいてほしいことが書かれています。

日本ではこの「犬の十戒」をモチーフに邦題「犬と私の10の約束」として本が出版され、のちに映画化もされています。

犬の十戒はとてもシンプルな10の文章の集まりに見えます。しかしその内容は、シンプルである中に人が犬と暮らす上で大切なことがすべて表現されているといっても決して過言ではありません。

それほど言葉の一つ一つが洗練され、犬への深い愛情がひしひしと伝わってきます。現在愛犬と生活をともにしている方は、犬の十戒を通して胸にしみ込んでくるものがあると思います。

犬の十戒の内容

 

犬の十戒の原文と和訳をご紹介します。どれもが実際にペットから飼い主へ向けられた言葉のようであり、命の尊さや日頃から愛犬ときちんと向き合えているかを考えさせられる内容です。

「これからペットを飼う予定の方」「現在ペットを飼っている方」は是非目を通していただければと思います。

1)My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you get along with me.

私の一生はだいたい10年から15年。あなたと離れるのが一番つらいことです。どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいてください。

 

2)Give me time to understand what you want of me.

あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待ってください。

 

3)Place your trust in me- it’s crucial to my Well-being.

私を信頼してください。それが私の幸せなのだから。

 

4)Don’t be angry at me for long and don’t lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.

私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください。あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないのです。

 

5)Talk to me. Even if I don’t understand your words, I understand your voice when it’s speaking to me.

たくさん話しかけてください。言葉は分からなくても、あなたの声は届いています。

 

6)Be aware that however you treat me, I’ll never forget it.

あなたがどのように私に接したか、私はそれを全て覚えていることを知っていてください。

 

7)Remember before you hit me that l have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.

私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいてください。私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと決めていることを。

 

8)Before you scold me for being uncooperative, obstinate, or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I’m not getting the right food or I’ve been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.

私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからと叱る前に、私が何かで苦しんでいないか気づいて下さい。もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間日に照らされているかもしれない。それとも、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれません。

 

9)Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.

私が年を取っても、私の世話をしてください。あなたもまた同じように年を取るのですから。

 

10)Go with me on difficult journeys. Never say, “I can’t bear to watch it .” or ” Let it happen in my absence.” Everything is easier for me if you are there. Remember I love you.

最期のその時まで一緒に側にいて欲しいのです。「もう見てはいられない」「ここにいられない」など言わないでください。あなたが側にいてくれることで私は幸せな気持ちで、安らかに逝けるのですから。忘れないでください、私は生涯あなたを一番愛しているのです。どこに居ても愛しています。

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