【リーダーシップの基本】犬が自分から従うコツ

リーダーは飼い主である人間です。しっかりとした服従関係を築くことで、犬の服従本能は強化され、家族みんなに喜んで従います。

 

犬は家族の中でいちばん下

犬は自分より下位、あるいは同等の近いものの命令には従いません。犬のしつけをスムーズに行うためには、子供を含めて家族全員の順位が犬よりも上でなくてはなりません。小さな子供の場合は、家族みんなで大切にしているところをしっかりと犬に見せたり、優先的に行動することで、自分よりも順位が上なんだと理解します。

犬は家族の末っ子、順位はいちばん下です。犬のペースにあわせるのではなく、つねに人間が主導権を握るように心掛けてください。

リーダーシップをとるための基本

①犬の要求に従わない

エサや散歩、遊んでほしいなどと吠えて要求する場合は、ひたすら無視することが大事です。一度応じると味をしめて、飼い主の言うことを聞かなくなったり、わがままな犬になってしまいます。

あくまで主導権は犬ではなく人にあることを理解させましょう

②なんでも人が先に行動する

家から外に出るときも、食事をするときにもまずは人が先。散歩のときもリーダーウォークで飼い主に犬がついていくのが理想です。「なんでも人が先」を徹底することで犬との従属性が養われます

③人より高い位置に犬を上げない

ベッドやソファなど高くて居心地がいいところはリーダーの居場所です。いつも人間が座るような場所に陣取っている犬はリーダー気質を育ててしまっているかもしれません。

犬がじゃまな場合は、避けずにどかせること。避けているとボス意識を育ててしまいますので注意が必要です。

④おおげさに話しかけない

犬の社会ではリーダーは寡黙な生き物です。いつもネコなで声や甲高い声で犬に話しかけている人は要注意。こうした行動は人が下位だと示しているも同然なんです。過剰に話しかけるのは、主従関係をあやふやにしてしまいます

⑤人が犬を見るのではなく、犬が人を見るようにする

犬というのはボスの命令にすぐ反応できるように、つねにリーダーを注目しています。人が犬をいつも見ていると、犬自身が自分がリーダーと勘違いさせることになりかねないので注意しましょう。

さいごに

犬にとっての主従関係(上下関係)は、単に力が強い者が主(上)になるというような単純なものではありません。

このリーダーの判断は正しい、このリーダーの指示に従っていれば安全だ、ということを犬が実感できなければ犬はむしろ不安になり、その不安心から問題行動を惹き起こします。

飼い主は犬との主従関係(上下関係)を築こうと犬に対して厳しく接し命令をしがちですが、落ち着いた態度と声で悠然とふるまうこと、犬に必要以上に多くを命じず安心感を与えてやれることが先ずリーダーには求められることです。

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